☆やまなか動物病院のブログです☆

2014年10月10日 金曜日

猫のフードについて つづき

こんにちは。

院長の山中です。



前回、腎臓病用の療法食について触れましたが、

ある研究では

慢性腎臓病の猫の生存期間中央値を調べており

普通の食事を食べていた猫・・・7カ月

療法食を食べていた猫・・・16ヶ月

と2倍以上長生きすることが示されていました。



こういったデータの裏付けもあり

慢性腎臓病の治療では強く勧められる治療法です。

もちろん食欲不振や脱水症状の出ているときは点滴治療が必要ですが

普段の維持としては食事療法が最も優れていると思います。



ただ、食事療法の問題点は猫が食べてくれないことがあるということです。

猫は急にフードを変えると食べてくれないことが多いので

まずは、いつものフードに少しずつ混ぜていき

徐々に療法食の量を増やして行くようにしてください。

それでも食べてくれない時は他のメーカーの療法食を試してみたり

ウェットとドライを両方試してみてください。

どうしても療法食を食べてくれないときは

食べてくれるフードの中でリン・ナトリウム・蛋白質の量をみて

療法食に近いものを選んであげましょう。

 


投稿者 やまなか動物病院

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