☆やまなか動物病院のブログです☆

2014年10月 9日 木曜日

猫のフードについて

こんにちは。

院長の山中です。



我が家の猫も7歳になりシニア期に入ってきたため

フードをシニア用に変えてみました。



シニア用のフードと若い猫用のフードと何が違うかというと

主にリンナトリウムの量が少なくなっています。

さらに高齢猫用のフードになると蛋白質の量も制限してるものもあります。

これらは腎臓の健康維持に配慮して、あえて少なくしてあります。



なぜかというと

高齢の猫では腎機能が低下してくることが多く、

慢性腎臓病になっている猫もいます。

腎機能が低下してくると体の中にリンが蓄積してきますが

この高リン血症は腎臓病の悪化要因の1つとされています。

そのためシニア・高齢猫用のフードではリンの量が少なくしてあるのです。



また、慢性腎臓病ではナトリウムと蛋白質の制限も推奨されているため

高齢猫用のフードではこれらも制限されているものもあります。

リン・ナトリウム・蛋白質を最も制限してあるフードはというと

腎臓サポートk/d など腎臓病用の療法食になります。



ちなみに我が家では

ロイヤルカナンのエイジングケアステージⅠライト

をメインに与えています。

このフードは食物繊維も多くなっているためお通じも良くなりお勧めです。


投稿者 やまなか動物病院

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