☆やまなか動物病院のブログです☆

2014年12月12日 金曜日

ホルモン(甲状腺)の病気

こんにちは☆看護師の市川ですヽ(^o^)丿☆



今日は昨日に引き続き、

内分泌疾患についてのお話です☆☆




【 甲状腺機能亢進症 】

症状...

甲状腺ホルモンの影響により、食欲があるのにどんどん痩せていく、
嘔吐、下痢、多飲多尿、頻脈や呼吸が速拍、過剰な換毛、
興奮気味で落ち着きがなくなったり、攻撃的になるなどの行動の変化、
目がぎらぎらする、 などの行動上の変化が見られます。

また、不整脈や心筋症を併発することが多く、病態が進行すると
食欲減退、衰弱が見られることもあります。




原因...

甲状腺自体が腫大することによって起きます。

腫大する原因としては甲状腺腺腫や腺腫様過形成が最も多く(約98%)、

これらは転移することのない良性のものになります。残りの2%は甲状腺癌と言われています。
甲状腺は喉の下方に存在しますが、腫大している甲状腺を触れる場合もあれば、
全く触れない場合もあります。



【 甲状腺機能低下症 】

症状...

甲状腺ホルモンは、エネルギー代謝やタンパク・ビタミン・脂質代謝などに作用するため、
このホルモンの欠乏は身体の活動に関するものから皮膚まで、あらゆる影響を及ぼしてしまいます。


無気力・不活発、食欲増加を伴わない体重増加、徐脈、低体温などで、


皮膚症状は鼻すじや尾、胴体部に左右対称性の痒みを伴わない脱毛、
脱毛部の色素沈着、被毛粗剛、粘液水腫などを伴うこともあります。
また、皮膚が厚くなったり、二次性の膿皮症、皮膚糸状菌症や毛包虫症に罹患する場合もあります。
その他、神経症状や、悲劇的顔貌(sad face)といって悲しい顔をしているようにみえることがあります。



原因...

喉の下辺りにある甲状腺という内分泌器官から産生・分泌される甲状腺ホルモンが
分泌できなくなるため起こります。


ワンちゃんの甲状腺機能低下症の95%は甲状腺自体の機能不全(原発性)が原因であるといわれています。



さ らに、原発性の原因を細かく説明すると、特発性に甲状腺が萎縮してしまうというもの(原因不明)と、
免疫介在性(自己免疫反応により甲状腺が破壊さ れる)あるいは遺伝性によるリンパ球性甲状腺炎
となるものが考えられます。





攻撃的になったや、無気力、不活発、悲しい顔をしているようにみえるなど、

これらホルモンの影響の場合もありますので

気になる方はお気軽にご相談ください。





今日の写真は♡



悩みまくってこれっ(笑)



業者さんからもらった人形に♡

ひつじのスーパーマン!!!!!

なんか、

さんまのまんまの犬みたいになった...



...ひつじ年まで あともう少し!!!











神奈川県横須賀市のやまなか動物病院は

年中無休で診療しています。

http://www.yamanaka-vet.com/


投稿者 やまなか動物病院

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