☆やまなか動物病院のブログです☆

2014年8月16日 土曜日

こんな症状はありませんか?犬の下痢

暑い日が続いてますが、みなさん体調のほうはいかがでしょうかsign02

暑い日に自動車屋さん等ですずんで過ごす一家も増えているみたいですねcoldsweats01

涼しくて飲み物もあってheart02 分かる気がしますっnote



今日はワンちゃんに多い「下痢」についてのお話ですflair

「下痢」は、犬に非常によく見られる体調不良の一つです。

病院に連れていくか悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は、愛犬が下痢をした場合に、考えられる原因や対処法について調べてみました。



一過性なら様子見でOK、2日以上続くなら病院へ

下痢は体質によることが多く、なるコは頻繁になる様です。

いつもと違うものを食べたり、体が冷えたりして一過性の下痢になるのは正常な反応です。


愛犬が下痢をしたら、まず食べたものや生活環境に思い当たるふしがないか、チェックしてみてください。



下痢が1日で治まり、食欲もあるようなら様子見で大丈夫!!




ただし、2日以上続くようならかかりつけの病院へ行く様にしてください。
体の中でよくないことが起こっている可能性があります。
とくに「下痢」と「吐く」が両方出ている場合は注意して下さい。



犬の下痢の原因はいろいろ

疲れ、ストレス

胃腸障害は、季節の変わり目に出やすいです。
またイベントの直後、ペットホテルでの宿泊やトリミングの後なども、疲れやストレスから下痢をしやすくなります。


誤飲

飼い主さんの薬、毒性植物、散歩途上での除草剤の付いた草など、中毒性物質の誤飲・誤食も要注意です。


寄生虫

犬の集まる環境は、寄生虫感染の危険性があります。ジアルジア、コクシジウム、ノミが媒介する瓜実条虫などがよく見られます。宿主と共生するのが寄生虫なので、成犬ではあまり症状が出ませんが、子犬や高齢犬の場合は、下痢や貧血、体重減少など重症化しやすくなります。


その他

それ以外にも、食物アレルギー、下痢や嘔吐が続く危険な病気として、膵炎炎症性腸疾患、消化器系の腫瘍などがあります。



便の回数や色もよく観察して

排便の回数や便の状態もよく観察してください。
便の回数は増えないけれど、便がゆるいという場合(小腸性)や 少量の便を何回もする場合(大腸性)で薬が違ってきます。
血便を伴う下痢は、赤い鮮血なら大腸からの出血、黒いタール便なら胃や小腸からの出血と考えられます。大腸性の下痢の場合、とくに重い病気ではなくても、下痢が続けば腸の粘膜が傷ついて血便や粘液便になることがあります。



下痢のときの家庭でのケア

下痢のときは、基本的に食事を抜き、与えるのは水だけにして、おなかの中を一度空にした方が落ち着きます。
ただし、食事を抜くことが大きなストレスになる子もいるため主治医とよく相談してみて下さい。

下痢が続いているときは、脱水にも注意が必要です。背中の皮膚を引っぱってみて、
皮膚がすぐに戻れば正常ですが、ゆっくり、じわ~っと戻るときは脱水しています。
脱水予防には、水を頻繁に飲ませてください。たくさん飲ませるには、頻繁に水を入れ替えてあげましょう。
スポーツ飲料を飲ませる方法もありますが、普段与えていないものを突然与えると、
それ自体が負担になることもあるので、あまりおすすめできません。



診断には飼い主さんの説明が必須

下痢は、飼い主さんの説明なくして正確な診断はできません。
どのぐらい下痢が続いているのか、回数はどうか、食欲はどうか、元気はあるか、誤飲の可能性はあるか、
環境に変化はあったか等、状況を把握している人が病院に連れて来てください。
また、普段から下痢気味なのか、まったく下痢をしないのか、もともと食が細い犬なのか、
いくらでも食べる犬なのか等も教えて下さい。



可愛いペットとの生活が、少しでも安心できる様これからも情報発信していきます。

投稿者 やまなか動物病院 | 記事URL

2014年8月15日 金曜日

犬の不妊手術:雌

こんにちわ。院長の山中です。

猫の不妊手術に続き

犬についても書きたいと思います。



犬の避妊手術のメリットとしては猫と同様に

乳腺腫瘍の予防効果があります。

〇 避妊手術による乳腺腫瘍の予防効果
  初回発情前  99.5%
  1回発情後    92.0%
  2回発情後    74.0%
  2.5歳以降    効果なし


といった報告もあります。



犬は猫よりも乳腺腫瘍の発生が多く見られますが

猫がほとんど悪性なのに対し

犬はその50%が悪性で、残り50%は良性と言われています。

また悪性のものでも早期に治療すればその

50%は助かるとも言われています。

つまり乳腺腫瘍になっても早期に対処すれば

75%は助かる可能性があるということです。



この他のメリットとして卵巣と子宮の腫瘍の発生や

子宮蓄膿症(子宮の細菌感染症であり子宮内に膿がたまる病気)

の発生がなくなるといったことがあります。

また、発情時の発情出血や偽妊娠もなくなります。



避妊手術のデメリットとしては

まず肥満になりやすくなることが挙げられます。

また、まれに尿失禁(少しずつ尿が漏れてしまいます。)

を起こすことがあります。

これは治まることもありますし、一生続いてしまう場合もあります。



上記のようなメリット・デメリットを考慮して

避妊手術を行うか決めていくことになります。

個人的には生殖器系の腫瘍や感染症は命に関わることがあるため

避妊手術をすることをお勧めしますが

絶対にしなければいけないという訳ではないので

迷われている方は、かかりつけの獣医師に

ご相談されるのがいいかと思います。

投稿者 やまなか動物病院 | 記事URL

2014年8月14日 木曜日

ペットたちのご紹介☆パート27

やまなか動物病院に通院してくださった
ワンちゃん、ネコちゃんたちのご紹介を致しますっdogcatheart02


spade ネジちゃん spade
6歳 オス
とにかく食いしん坊な...ネジちゃんrestaurantheart02

飼い主さんが笹かまを食べた手をネジちゃんに見せたら
クンクン......heart02「ガブッッimpactsign03
っと、思いっきり食べられたそうですbearingsign03(笑)

笹かまと間違えちゃったみたい...heart02heart02(笑)

賑やかなご家族さんとflair
とってもお茶目なネジちゃんでしたぁwinkheart02
....................................................................................


diamond マロンちゃん diamond
4歳 オス
可愛い男の子sign01マロンちゃんheart02heart02

お写真cameraを撮られるのが苦手でsweat01
カメラを向けると上手にそらしちゃうマロンちゃんheart02(笑)

臆病者さん だけれど診察中とっても
頑張ってくれましたっhappy01heart02

終わった瞬間飼い主さんに抱っこしてもらって
安心したご様子のマロンちゃんでしたっ...catfaceheart02

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2014年8月13日 水曜日

猫の飼い方⑧ 不妊手術:雄

こんにちは。
院長の山中です。

本日は前回に続いて雄の去勢手術についてです。



雄猫での去勢手術のメリットとしては

〇 尿臭の軽減
〇 スプレー行動の減少
〇 発情期の問題行動の消失
〇 攻撃性の低下


などが挙げられます。



まず尿臭やスプレー行動ですが

これは室内飼育の場合、人間にとって問題になることがあります。

猫の尿は犬の尿より濃く、臭いも強くなっています。

この臭いの原因の一つとして尿中に含まれる

フェリニンという物質があります。

この物質は猫のフェロモンといわれており

縄張りの主張や異性を引き付ける作用があると考えられています。

このフェリニンは去勢していない雄猫の尿中に

特に多く含まれており、これが強い臭いの原因となっています。

尿の臭いぐらいと思われるかもしれませんが

この臭いはかなり強烈で一度かけられたらまず取れません。

スプレー行動は、この臭い尿を家中にかけていくため困ったことになります。



次に発情期の問題行動ですが

独特の声で鳴いたり、スプレー行動をしたりするほかに

外の雌猫を求めて脱走を企てます。

外に出ると交通事故に遭うこともありますし、

他の猫とケンカしてケガをしたり病気をもらってしまうこともあります。

特にケンカや交配で感染する猫エイズ・猫白血病ウイルスは命に関わります。



上記のメリットの他に、猫では発生率が低く問題になることは少ないですが

精巣腫瘍や前立腺肥大などの病気を防げるといったこともあります。



では去勢手術のデメリットですが

やはり太りやすくなります



肥満は尿石症の発症リスクの一つになり、

特に雄猫は尿道が狭いため

結石が詰まって尿道閉塞を起こしてしまいます。

なので去勢後はフードの量を調節してあげましょう。



また、個人的にデメリットと思うのは

小顔効果があることです。

去勢をしていない雄は成長するとともに

頬に肉がついていき顔が大きく丸くなっていきます。

個人的にこの顔の形が好きですが

去勢をすると大きくならなくなってしまいます。








にらみが効いてますね。

投稿者 やまなか動物病院 | 記事URL

2014年8月12日 火曜日

猫の飼い方⑦ 不妊手術:雌

こんにちは。
院長の山中です。

今日は猫の不妊手術について話したいと思います。

不妊手術(メス:避妊手術、オス:去勢手術)は

絶対にしなければいけないものではありませんが勧めるには理由があります。



メス猫の場合その最大の理由として

乳腺腫瘍の予防ができるということです。

猫の乳腺腫瘍は犬より発生率は低いですが

そのほとんどが悪性腫瘍であり

発見時には転移していることが多く

手術をしても腫瘍の自潰(腫瘍が破れる事です)は防げますが

延命はあまり期待できません。



しかし、早期に避妊手術を行うと

乳腺腫瘍の発生率を下げることができます。

ただし、手術の時期はいつでもいいというわけではありません。

乳腺腫瘍の発生率は発情を経るたびに上がっていくため

初回発情前に手術するのが理想的です。



〇 避妊手術による乳腺腫瘍の予防効果

  6ヶ月齢まで     91%
  7~12ヶ月齢        86%
  13~24ヶ月齢      11%
  24ヶ月齢以降      効果なし




という報告もあります。



その他のメリットとして

卵巣・子宮の腫瘍、子宮蓄膿症の予防や

発情がこなくなるといったメリットが得られます。



逆にデメリットとしては太りやすくなることが挙げられます。



乳腺腫瘍も必ずなる訳ではありませんが

なったときのことを考えるとしておいてあげたいところです。

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